2008年活動報告
 秋の観察デー 11月9日(日)
 11月9日(日)秋の観察デーが開催されました。当日天候は曇り空でしたが、風も無く観察場所の大畑沢の植樹地を巡るには丁度良い天候
でした。当日お集まりいただいた参加者は約120名でした。
朝10時に集合し、10時30分頃より2000年・2001年に植樹した330段階段付近を散策、植樹から8年が経過している苗木は大きな物は約
10メートルもの高さまで成長している物も有り、見事に林によみがえっていました。しかし330段上部の風当たりの強い場所はやはり木の成長が
遅いことが確認されました。つづいて2008年植樹した830段階段に登りかえし苗木の状態を確認に行きました。
山頂まで登頂した方々には、カモシカ2頭と、サルの家族までもが迎えてくれました。
 足尾グリーンフォーラム 8月24日(日)

9回目となる今年のグリーンシンポは、元大間々営林署長の西堀稔氏の基調講演で始まりました。「400年の森林づくりと放置の山」とのタイトルからもわかるように、立松和平さんとの話から始まった「古事の森」のいきさつ、そして公害の原点の地・約400ヘクタールを緑化せずに負の遺産として残すことになったことを踏まえ、足尾の緑化活動をより多くの人たちに広げようと結ばれました。
 引続き、下野新聞社編集委員の若林治美氏をコーディネーターに「松木の緑化事業の現状と今後」をテーマにシンポジウムが開かれました。パネラーは国土交通省渡良瀬川河川事務所副所長の萩原弘氏、栃木県環境森林部日光治山事務所長の別井義周氏、林野庁日光森林管理署治山課長の谷田部勇氏、そしてコーディネーターを育てる会の神山英昭会長が務めました。
 パネラー3氏の所属する部署は、かなり昔から足尾の治山・緑化事業に取り組まれているのですが、一般市民からは違いがよくわかりません。そうした疑問に応えるとともに、それぞれの立場での事業の現状を報告していただきました。また、会場からは、「植樹デーに参加したが、植える場所がない。参加者が多いのだから、もっと広い場所を確保してほしい」「ダムサイトの通行止めの先まで車が入れるようにしてほしい」「足尾は50%が緑化されたというが、下流の治水事業にどう反映されているのか」など、たくさんの意見や質問が出されました。時間に制約のあるのが、なんとも残念でした。

 松木トレッキング
8月23日はグリーンフォーラム前日のイベント、「松木トレッキング」でし
たが、今年はあいにくと小雨の中で実施されました。今年もガイドは「松
木研究会(通称・マツケンクラブ)」の生沼勤氏が務めてくれて、松木堆
積場から名解説がスタートしました。ジャンダルムの見える地点でUター
ンし、龍蔵寺、本山と見て回りました。特に今回は、かつて本山で暮らし
ていた青木幹夫氏が参加されていたので、細かいことまでリアルに話し
ていただきました。参加者が10人と少なかったのですが、なごやかな雰
囲気の足尾散策となりました。
 1.2tトラックとスタッドレスタイヤの贈呈式を行いました。
今年も東京在住の大河内様より、寄付を頂戴いたしました。
今年は、トヨタ・1.2tトラック4WDをご提供いただき、これまでに
軽トラック、軽ワゴン、仮設トイレ6基、また、苗木も毎年ご提供いた
だいており、毎年、本当にありがとうございます。

また、今回トヨタ部品栃木共販蒲lより、1.2tトラック用のスタッド
レスタイヤを4本ご提供いただき、ありがとうございました。
 夏の草刈デー
 7月21日(月)海の日 に2008年夏の草刈デーを開催しました。当日は、猛暑も予想されましたが、曇り空で、涼しい風もそこそこの
天候でした。しかし、作業に入るとやはり汗だくでした。作業内容は下記作業デー同様で、今後の体験植樹の場所の確保ができました。
参加された方々は総勢110名、区分けされたエリアに分かれての作業を午前10時から昼間で行いました。作業終了後皆で昼食を取り、
その後開催となりました。 参加された皆様本当にご苦労さまでした。そしてありがとうございました。
 7月の作業デー
 7月18・19日に今年の5回目の作業デーを行いました。
今回の主な作業は、久蔵口の体験植樹実施場所の整備として、
斜面の土壌を保護している塩ビ製のネット剥がし、 エニシダ、にせ
アカシア等の伐採を行い、今後の植樹場所確保を行いました。
また、草刈作業は、植樹した苗木の回りや金網の周辺を手カマで
刈り、その後草刈機で作業を行いました。
両日とも、各20名くらい参加していただきました。
参加いただいた皆さん暑い中、本当にご苦労様でした。
 5月に入り本年の体験植樹が連日開催されています。
 5月に入り本年度の体験植樹が連日開催されています。
今日は、神奈川県相模原市立清新小学校の6年生の171名の皆
さんが植樹に訪れてくれました。

 松木渓谷右岸の上桐久保沢での植樹でしたが、子供たちはゴロ
ゴロしている石と硬い地面と格闘し、苗木に合った大きさの穴を苦
労をしながらも掘り、植樹してくれました。

 今日は足尾でも気温が高く、皆 汗を流しながらの作業でした。
本当にお疲れさま、そしてありがとうございました。
 NTT東日本労働組合の皆様が植樹を行いました。
 毎年恒例となりました、NTT東日本の皆さんの植樹会が行われま
した。
 23日金曜日には20名の有志の皆さんが、事前準備の為足尾
入りし、翌日行われる植樹の準備作業で苗木を植樹場所の近くへ
運んだり、土を袋路詰めし、傾斜地を運びやすいようにしたりなど、
重労働の1日であったようです。
 
24日土曜日には関東各地からNTT東日本の社員の皆さんが
総勢264名お越しになり、合計1,000本の苗木を植えていただ
きました。
春の植樹デー2日目 4月27日(日)
 植樹デー2日目、スタッフも多少学習能力があるので、朝の準備もスムーズに配置付く。今日はまた、倫理研究所の若いメンバーが
スタッフ加わり主催者全体の動きに活気があるように見える。
 午前8時頃から、参加者の車が続々と到着し始める。昨日の夕刻から本格的な雨になったため、心配された天候だが、薄日が差すほ
どまで回復してきた。本当に良かった!!
 参加される皆さんは、一旦植樹会場を通過し、松木沢入口に設置された特設駐車場に車を置き、シャトルバスに乗り換えて会場入り
をお願いしている。小さなお子さん連れの方や、高齢の方、土や苗木を持ち込んでくれる方々には本当に不便かと思いますが、特殊な
山間地の地形であるので理解をお願いしている。シャトルバスは4台用意したが、駐車場の乗り場は長い列ができていたようだ。待ち
きれずに徒歩で会場までこられる方もたくさんいた様だった。
 今日は、当会顧問の立松和平氏も参加!昨日夕方群馬での講演会を終え、わたらせ渓谷鉄道に1人で乗り込み交流会が始る頃、
足尾入り!!乗り合わせたオバちゃんにおにぎりを分けてもらったとか?
 開会式を終え、参加者の登頂開始の頃すっかり天候も晴れ! 昨日とうって変わって汗ばむ陽気に!830段上空からの展望もOK!
順調に植樹を終えて、本部会場付近では昼食開始、各々のグループでは大きな歓声や盛り上がってる様子!
今日は、トン汁の準備も順調で無事に当会の大イベントの2日間が終了した。
本日の参加者は830名となり、2日間合計参加人数は1,550名で総植樹本数は6,000本となった。
 足尾現地スタッフは、植樹デーが終了しホットする間も無く多くの体験植樹がスタート、忙しいシーズンの始まりでもあります。

参加者は全員松木特設駐車場へ誘導
山間地であるので協力をお願いした。

多くのグループがバスを仕立てての
参加もありました。

ずらっと並んだ参加車両
松木駐車場からシャトルバスで送迎

早朝のスタッフミーティング

担当に別れさらに打合せ

会場入口の受付

シャトルバスからゾクゾクと・・

開会式には溢れる参加者

必ず参加の立松和平顧問

山頂より本部テントが小さく・・

階段手前の山道に参加者の列

国土交通省の基礎工事

基礎工事前はこんな場所

基礎がなければ植樹も不可

830段階段付近の植樹

山頂からの松木渓谷

イオン チアーズクラブの子供達

植樹作業も完璧!!

立松氏も山頂で植樹

作業終了後のトン汁サービス

ボーイスカウトのメンバーも毎年参加
春の植樹デー1日目 4月26日(土)
 2008年の植樹デー1日目のスタートです。大畑沢砂防ゾーンにSTAFFが集合したのは午前7時、天候は曇りだが、今にも雨が降り
出しそうな雲いき、雨になると830階段を参加者に登らせる事は大きな危険が伴う、STAFF一同に緊張感が走る中、参加者の車がポ
ツポツ到着、大慌てで駐車場担当スタッフの配置、無線のスピーカーが騒がしくなると同時に、会場ではスタッフミーティング開始。
今回の植樹デーは2007年の植樹場所とは異なり、2006年に行った大畑沢緑の砂防ゾーン660段階段よりももっと上部に移動。
 日本一過酷な植樹の記録更新!! なんと830段の階段を登った先が今回の植樹場所である。
午前9時30分、開会式開始。 神山会長の挨拶や、日光市長の挨拶後、参加者に向けての植樹の方法、注意事項など念入りな説明
が続く! その頃、スタッフが恐れていた雨がポツポツと・・・ 下から植樹場所である上部を見上げると雲の中・・・・
午前10時半、参加者が植樹場所へ移動開始(登頂開始!!) 今度は植樹管理担当スタッフの無線機が鳴り響く・・・・
 小雨の中、レインコートや雨対策を施した参加者の列が、大畑沢上部にグングン延びていきます。
本部スタッフが心配する中、午前11半、植樹完了!! との声が植樹担当スタッフの声が無線機を通して会場に・・・予定時刻より
終了が早く、今度は、トン汁担当スタッフがバタバタ!!・・・・まだできあがってない!!
 1日目の参加者は720名、降り出した雨は午前中は小雨ですんだため、無事に終了することができました。
その後、スタッフは翌日の準備開始。苗木の袋詰め作業などを夕方まで行った。

神山英昭会長の挨拶

開会式で既に雲いきが

日光市長の挨拶

参加者が移動(登頂)開始

いよいよ長い階段の始り

ゆっくりと上へ上へ

500段階段付近

中段付近の植樹場所

寒くて小雨でも笑顔

こんな急勾配

やっぱり過酷さは日本一

トン汁 お待たせしました。
立松和平氏の植樹デーに向けてのコラム
桜が散り、新緑が鮮やかになってくると、私は足尾への思いを強くする。私の母方の曽祖父は金掘りさんであった。おそらく明治十年代
に、兵庫県の生野銀山から、栃木県の足尾銅山に技術と労働力を求められて渡ってきたのだ。
 私は子供の頃、閉山前の足尾の叔父の家に、夏休みとなると遊びにいっていた。足尾の山には木がなく、累累と茶褐色の岩肌が剥き
出しになっている。そんな風景が当たり前だと、子供の知識で思っていた。
 樹木の乱伐や精錬所の排出する有毒ガスによって草木が枯れ、表土が流出し、保水力が失われ、足尾鉱毒事件が起こった歴史は、
ずっと後になって学校で学んだ知識だ。治山治水のため、源流域を保全しなければならないと明治期に主張したのは田中正造だが、
今を生きる私たちが田中正造のやり残した植林をはじめたのは、約十三年前のことだ。今日では「NPO法人足尾に緑を育てる会」のも
とに、毎年千五百人以上のボランティアが植林にきてくれる。私はその会の最初からのメンバーで、毎年植林に参加している。
昨年私が最も感動したことの一つが、私たちが試行錯誤のうちに最初の頃に植林した木が十一メートルにも育ち、秋にいくと赤や黄に見
事に紅葉していたことだ。まわりの山々は相変わらず茶褐色の単彩だから、この自然の錦繍(きんしゅう)はいよいよあでやかに見える。
正直にいえば主催者の一人のメンバーとして、私は木がこんなにも順調に育つのは遥かに予想を越えていたのだ。
 東京のソメイヨシノが散って山桜が咲く頃、四月二十六日(土)と二十七日(日)に今年も植林をする。誰でもきてよいのである。
もちろん私もいく気が上がってきた。こうして親しい人と毎年花見ができるといいものである。

                                                       日本経済新聞(夕刊)2008年4月23日(水)
 大畑沢緑の砂防ゾーン 2008年植樹場所を大公開
2008年植樹場所の詳細写真を紹介します。登りはキツイですが、830段上部からの景色は絶景です!!
是非、最上部までトライしてみてください。但し安全には充分な注意が必要です。

駐車場から上部を眺める

一番つらい300段付近

辛くて一休み
横を見ると猿があざ笑ってる

300段付近からの
足尾精錬所を眺める

500段付近の植樹場所

600段付近の植樹場所

600段付近から下を望む

500段を登ると視界が開ける

700段付近最後の難関

山頂まで登れば・・
松木方向の眺望

山頂からの
備前楯山と足尾精錬所

山頂の尾根
 4月19〜20日作業デー
4月19日(土)20日(日)と春の植樹デー直前の準備作業を行いました。
19日(土)は団体、企業や個人の方々から提供いただいてる、苗木の搬入日でした。朝から何台ものトラックが大畑沢砂防ゾーン
に到着、カエデ、ナラ、クヌギ、などなどの、苗木がぞくぞく到着、1日で総本数6,000本もの苗木が集まりました。
作業は、苗木を小分けし、ビニール袋へ3〜5本に詰めた物を1,500袋作りました。植樹デー当日は参加される皆さんで1人1袋
ずつ持って800段の階段を登っていただきます。(リュックサックなどをお持ちいただいた方が良いと思います!!)

苗木を3〜5本を小分
けし袋詰めしました
 3月22〜23日作業デー
3月22日(土) 3月23日(日)に今年最初の作業デーが開催されました。
4月に行われる「春の植樹デー」の準備作業が主に行われ、苗木のポット詰め作業や、一部作業道具の植樹場所への荷揚げ作業
などを行いました。参加者は両日とも9名程度でした。次回は4月19日・20日に行います。参加可能な方は是非ご参加下さい。

作業道具点検・荷揚げ作業

植樹場所はやはり急勾配

植樹地からの展望は絶景

こんな階段を830段登ります
 ヨシ焼き見学
3月16日 渡良瀬川遊水地で毎年行われるヨシ焼きの見学に、足尾スタッフのメンバーが行ってきました。その迫力にビックリ!!
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